統合失調症
神戸市三宮の白鷺メンタルクリニックでは、統合失調症の診療を行っています。統合失調症は100人に1人がかかるとされており、決して珍しい病気ではありません。早期に適切な治療を始めることが、症状の改善や社会生活の維持につながります。「最近様子がおかしい」「本人が病院に行きたがらない」といったご家族からのご相談も、ご本人の同意のもとで承っています。まずはお気軽にご連絡ください。
当院の統合失調症における特徴

幅広い症状に対応できる丁寧な初期診察
統合失調症の初期症状は、気分の不安定さや強い不安、不眠、集中力の低下など、他の病気と見分けにくいものが多くあります。「幻覚や妄想がなければ統合失調症ではない」というわけではなく、さまざまな状態像に丁寧に向き合います。初診時には十分な時間をかけてお話をお聞きし、症状の経過や生活への影響を確認します。「いつもと何か違う」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
幻聴・妄想などの症状が現れているとき、ご本人が「おかしいと感じていない」ことも珍しくありません。ご家族が「様子がおかしい」と感じた場合も含め、まずはご相談いただけると、その後の対応を一緒に考えることができます。
十分な説明と患者様の納得を大切にした治療方針
統合失調症の治療においても、治療の選択肢や薬の効果・副作用などをわかりやすくご説明し、患者様やご家族にご理解・ご納得いただいたうえで治療方針を決定します。薬物療法が中心となりますが、なぜその薬を使うのか、どのような変化が期待できるかを丁寧にお伝えします。治療を一方的に進めることなく、患者様の状態の変化に合わせて柔軟に対応します。
連携体制による入院対応
自宅での療養継続が困難と判断される場合には、医療法人敬性会・神戸白鷺病院への入院をご案内します。神戸白鷺病院は精神科専門病院として開放病棟を中心とした治療を行っており、複数の連携実績があります。外来から入院、そして地域生活への復帰までを見据えた包括的な対応が可能です。入院後もスムーズに外来治療に戻れるよう、連携して対応します。
定期的な通院による継続的な治療管理
統合失調症は継続的な治療が重要な病気です。症状が落ち着いているときも定期的にご来院いただき、薬の効果や副作用、生活状況の変化などを確認します。通院当初は1〜2週間に1回、安定してきたら4週間に1回程度のペースで通院いただくことが多いです。再発のサインを早めにキャッチするためにも、定期的な受診を続けることが大切です。
ご家族も含めた相談体制
統合失調症では、ご本人だけでなくご家族も精神的に負担を感じることが少なくありません。当クリニックでは、ご本人の同意が得られている場合、ご家族へのご説明も行います。病気の理解を深めることで、日常生活でのご家族の関わり方についても一緒に考えることができます。
統合失調症とは

統合失調症は、思考・感情・行動に影響を与える病気で、10歳代後半から30歳代に多く発症するとされています。40歳以降に発症することもあります。症状は大きく「陽性症状」と「陰性症状」に分けられます。
陽性症状とは、幻聴(声が聞こえる)、妄想(見張られている・悪口を言われているなど)、思考の混乱、興奮状態などです。発症当初は気分の不安定さや不眠など、他の病気と区別しにくい症状が目立つこともあります。陰性症状とは、感情の表れが乏しくなる、意欲や思考力の低下、人との関わりが難しくなるなど、本来できていたことが徐々にできなくなっていく状態です。
これらの症状は長期にわたる場合もありますが、早期からの治療開始と継続によって、症状の安定や社会生活への復帰が期待できます。ご心配な点やいつもと違う様子があれば、早めに専門家にご相談ください。
統合失調症の治療

薬物療法
統合失調症の治療の中心は薬物療法です。抗精神病薬を用いて症状を和らげ、再発を予防します。当クリニックでは、忍容性の高い薬剤を選択することを基本としており、副作用についても丁寧にご説明したうえで処方します。症状が安定しない場合には、気分安定薬を組み合わせることも検討します。患者様の状態の変化に応じて柔軟に薬剤の調整を行い、同じ薬を漫然と継続することはしません。
生活・社会復帰への支援
症状が安定してきたら、日常生活や社会生活への復帰を視野に入れた対応も考慮します。必要に応じて地域の福祉サービスや精神障害者保健福祉手帳の申請なども含め、生活面のご相談にも対応します。入院後の地域生活復帰についても、神戸白鷺病院グループとの連携のもとで対応します。
通院の目安・費用
通院当初は1〜2週間に1回、安定後は4週間に1回程度のペースが目安です。健康保険が適用され、3割負担の場合は初診で2,500円程度、再診で1,500円程度です。自立支援医療制度により自己負担を軽減できる場合がありますので、窓口にてご相談ください。
よくある質問
Q. 統合失調症は症状が安定することがありますか?
適切な治療を継続することで症状が安定し、社会生活を送れるようになる方もいます。薬物療法の選択肢も広がっており、症状をコントロールしながら生活の質を維持することを目標に治療を進めます。完全に症状がなくなることだけを目指すのではなく、患者様のご状況に合った現実的な目標を一緒に設定します。
Q. 本人が病院に行きたがりません。家族だけで相談できますか?
ご本人が再診患者であり、同意が得られている場合に限り、ご家族のご相談に対応しています。ご本人が未受診の場合は、まずお電話にてご状況をご相談ください。
Q. 幻聴や妄想がなければ受診しなくてもよいですか?
幻聴・妄想がなくても、強い不安や不眠、気分の不安定さ、集中力の低下が続いている場合は受診をお勧めします。早期からの対応が、その後の経過に影響することがあります。
Q. 入院が必要になることはありますか?
外来での治療継続が難しいと判断された場合は、神戸白鷺病院への入院をご案内することがあります。入院が必要かどうかは診察のうえで判断しますので、まずは受診してください。
Q. 薬の量や種類はずっと変わりませんか?
状態に応じて薬の量や種類を定期的に見直しています。同じ薬を漫然と継続することなく、患者様の回復状況に合わせて柔軟に対応します。疑問や不安があれば、診察時にいつでもお申し出ください。
Q. 仕事や学校に戻れるようになりますか?
症状の安定とともに、生活リズムを整えながら段階的に社会復帰を目指すことができます。地域の支援機関との連携も含めて、患者様のペースに合わせた対応を考えます。
医院情報
〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目3番5号 グリーンシャポービル501号
JR三ノ宮駅 東口より徒歩1分
★ 土曜日の午前診療は 9:00〜13:00 で行っております。