不眠症
神戸市三宮の白鷺メンタルクリニックでは、不眠症の診療を行っています。「なかなか眠れない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早くに目が覚めてしまう」「眠った気がしない」など、睡眠に関するお悩みはさまざまです。睡眠の問題は日中の集中力や意欲の低下、身体の不調につながることも多く、放置せず早めにご相談ください。当クリニックでは、依存性への配慮を大切にした薬物療法と、睡眠衛生指導を組み合わせた対応を行っています。
当院の不眠症における特徴

依存性への配慮を大切にした薬物療法
不眠症の治療では、依存性の少ない薬剤を選択することを基本方針としています。当クリニックでは非依存性の薬剤(メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬など)を優先的に使用します。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は依存が生じやすいとされているため、非依存性薬剤で効果が不十分な場合にのみ、最小限の期間・用量で検討します。患者様の状況に合わせた丁寧な処方を心がけています。
睡眠衛生指導(非薬物的アプローチ)の提供
薬物療法に加えて、睡眠衛生指導も行っています。就寝・起床時間のリズム、カフェインやアルコールの影響、就寝前のスマートフォン使用、寝室の環境など、日常生活の中で改善できる点をアドバイスします。薬に頼らずに眠りの質を改善するための具体的な工夫を、患者様の生活スタイルに合わせてお伝えします。
漢方薬の活用を含む治療の選択肢
「できるだけ薬に頼りたくない」「副作用が心配」という方には、漢方薬(抑肝散など)のご提案も行っています(保険適用)。実際に漢方薬を選んだ患者様の中に効果を感じる方もいます。西洋薬との組み合わせも可能ですので、患者様の希望に合わせた治療の選択肢を一緒に考えます。
原因となっている疾患との関連を確認
不眠症の背景には、うつ病・不安障害・双極性障害など他の精神疾患が関係している場合があります。当クリニックでは不眠の症状だけを切り取って対処するのではなく、背景にある原因や関連する疾患についても確認しながら、総合的な対応を行います。「不眠なのか、別の病気の症状なのか」という点も含めて丁寧に確認します。
十分な説明と患者様の納得を大切にした治療方針
治療の選択肢や薬の効果・副作用などを丁寧にご説明し、患者様にご理解・ご納得いただいたうえで治療方針を決定します。「どんな薬を飲むのか」「どのくらい続けるのか」など、気になることはどんなことでもお聞きください。同じ薬を漫然と処方し続けることなく、状態の変化に応じて見直しを行います。
不眠症とは

不眠症は「眠れない」「眠りが浅い」「途中で目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」「眠ったはずなのに熟睡できていない」といった症状が続く状態です。周囲から見ると眠れているように見えても、ご本人が睡眠に満足していなければ不眠症の可能性があります。睡眠時間の長さだけでなく、目覚めた時の不快感や日中の眠気・倦怠感も重要な判断材料となります。
不眠症のタイプには、入眠障害(なかなか眠れない)、中途覚醒(夜中に目が覚める)、早朝覚醒(朝早く目が覚めてしまう)、熟眠障害(眠っても熟睡感が得られない)があります。当クリニックでは入眠障害のご相談が最も多いですが、どのタイプであってもご相談いただけます。
慢性的な不眠は心身の疲弊につながり、日常生活や仕事、人間関係にも影響することがあります。不眠が長期化すると、就寝前から「今夜も眠れないのではないか」という不安が生じ、それ自体がさらに眠りを妨げる悪循環に陥ることがあります。薬物療法だけでなく、こうした「眠れないことへの不安」に対するアプローチも治療の一部です。
睡眠の問題は特定の年代だけでなく、働き世代や学生の方にも多く見られます。加齢とともに眠りが浅くなる方もいます。「このくらいで受診していいのか」と思わず、睡眠の悩みが続くようであればお気軽にご相談ください。
不眠症の治療

薬物療法
非依存性の薬剤(メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬など)を優先的に選択します。効果が不十分な場合には、ベンゾジアゼピン系の薬剤を最小限の期間・用量で使用することを検討します。薬の効果や副作用、服用の注意点については丁寧にご説明します。
睡眠衛生指導
規則正しい起床・就寝時間の維持、就寝前のカフェインやアルコールの摂取を控えること、適度な運動習慣、就寝前のリラックスの工夫など、日常生活から取り組める方法をアドバイスします。
通院の目安・費用
通院当初は1〜2週間に1回のペースで状態を確認し、安定してきたら間隔を広げます。健康保険が適用され、3割負担の場合は初診で2,500円程度、再診で1,500円程度が目安です。自立支援医療制度をご利用の場合は自己負担が軽減される場合があります。
よくある質問
Q. 睡眠薬は一度飲み始めると依存してしまいますか?
薬剤の種類や用量、使用期間によって異なります。当クリニックでは依存性の少ない薬剤を優先し、必要最小限の処方を心がけています。依存への不安がある場合はお気軽にお申し出ください。
Q. 眠れないのですが、何科を受診すればよいですか?
不眠が2週間以上続く、あるいは日常生活に支障が出ている場合は精神科・心療内科への受診をお勧めします。他の身体疾患が原因の場合は、内科などとの連携も考慮します。
Q. 漢方薬で不眠は改善しますか?
不眠の症状やタイプによっては、漢方薬が有効な場合があります。「薬に頼りたくない」「副作用が少ない治療を希望する」という方にはご提案しています。
Q. 不眠の原因がわからないのですが、受診できますか?
原因がはっきりしなくても受診いただけます。診察の中で生活状況や症状の背景を確認しながら、対応を一緒に考えます。
Q. 睡眠薬なしで眠れるようになりますか?
睡眠衛生指導や生活習慣の改善と並行しながら、薬を必要としない状態を目指すことが可能な場合があります。薬の減量や中止は医師と相談しながら段階的に進めます。
Q. 翌日眠れなかったときだけ薬を飲んでもいいですか?
頓服(必要な時だけ服用)での使用が適している薬剤もあります。具体的な使用方法については、診察のうえでご説明します。
Q. 不眠以外の症状もあります
不眠に加えて、気分の落ち込みや不安、意欲の低下などの症状がある場合も、それらを含めて診療します。背景にある病気を確認することが治療の近道になることがあります。
Q. お酒を飲まないと眠れないのですが
アルコールは一時的に眠りやすくなることがありますが、睡眠の質を下げ、依存性も高いとされているため睡眠のための飲酒はお勧めしません。飲酒に頼った睡眠が続いている場合は、ぜひご相談ください。
医院情報
〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目3番5号 グリーンシャポービル501号
JR三ノ宮駅 東口より徒歩1分
★ 土曜日の午前診療は 9:00〜13:00 で行っております。