強迫性障害
神戸市三宮の白鷺メンタルクリニックでは、強迫性障害(OCD)の診療を行っています。「鍵を閉めたか何度も確認してしまう」「手を何度も洗わないと気が済まない」「物の配置が少しでも違うと強い不安を感じる」など、強迫性障害の症状はさまざまです。本人も「おかしい」とわかっていながら、やめることができない苦しさは非常に大きいものです。症状によって日常生活に支障が出ている場合は、まずはお気軽にご相談ください。
当院の強迫性障害における特徴

SSRIを中心とした薬物療法
強迫性障害の治療では、SSRIを中心とした薬物療法を行います。薬の効果・副作用については丁寧にご説明し、患者様にご理解・ご納得いただいたうえで処方します。依存性の高い薬剤の使用は最小限にとどめるよう心がけており、患者様の状態の変化に応じて柔軟に見直しを行います。効果が現れるまでに数週間かかることが多いですが、継続することで症状の改善が期待できます。
ERP(曝露反応妨害法)の提供
強迫性障害に対してERP(曝露反応妨害法)を提供しています。ERPは不安を引き起こす状況にあえて向き合い、強迫行為をしないことで不安に慣れていく方法です。ただし当クリニックではERPを行うことは少なく、SSRIによる薬物療法が中心となります。
十分な説明と患者様の納得を大切にした治療方針
当クリニックでは、治療の選択肢や薬の効果・副作用などを丁寧にご説明し、患者様にご理解・ご納得いただいたうえで治療方針を決定します。強迫症状の内容や程度は人によって大きく異なりますので、患者様の状況に合わせた対応を行います。
継続的な通院による安定した治療管理
強迫性障害は継続的な治療が重要です。通院当初は症状や薬の効果を定期的に確認しながら、安定したら間隔を広げていきます。症状が良くなってきても自己判断で服薬を中断せず、医師と相談しながら慎重に進めることが大切です。
関連する疾患との並行対応
強迫性障害にはうつ病・不安障害・発達障害などが併存することがあります。当クリニックでは、複数の症状が重なっている場合も総合的に対応します。
強迫性障害とは

強迫性障害(OCD)は、自分の意思に反して不快な考えや衝動(強迫観念)が繰り返し頭に浮かび、その不安を打ち消すために特定の行動(強迫行為)を繰り返してしまう状態です。
強迫観念の例としては、「鍵を閉め忘れたのではないか」「手が汚れているのではないか」「誰かを傷つけてしまうのではないか(加害恐怖)」などがあります。強迫行為の例としては、確認行為(鍵・ガス・電気などを何度も確認する)、洗浄行為(手を何度も繰り返し洗う)、順序や対称性へのこだわり(物を特定の順番・配置に整える)などがあります。
本人も「おかしい」「やめたい」とわかっていながら、やめることができない。これが強迫性障害の大きな苦しさです。強迫行為をしないと強い不安や不快感が高まり、生活に支障が出てくることがあります。また、強迫行為に費やす時間が長くなると、仕事・学業・日常生活への影響が深刻になることがあります。
当クリニックでは、確認強迫と洗浄強迫のご相談が最も多く、加害恐怖もみられます。強迫性障害は放置していると、強迫行為の内容が増えたり費やす時間が長くなって生活全体が強迫を中心に回っていくことがあります。ご家族に確認を求めたり、一緒に強迫行為に付き合わせることが増える場合もあります。早めに適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことが期待できます。
強迫性障害に悩む方の多くは、強迫行為を繰り返しながら「自分はおかしいのではないか」と孤独に苦しんでいます。しかし、この状態は決して珍しいものではなく、適切な治療によって症状を和らげることが期待できます。一人で抱え込まず、まずは専門家にご相談ください。
強迫性障害の治療

薬物療法
SSRIを中心とした薬物療法が治療の主軸となります。薬の効果が出るまでには数週間かかることが多いですが、継続することで症状の改善が期待できます。副作用や効果については丁寧にご説明します。症状の変化に応じて柔軟に薬の量や種類を見直します。
ERP(曝露反応妨害法)
不安な状況に向き合い、強迫行為を行わないことで不安に慣れていく方法です。当クリニックでは薬物療法が中心となりますが、ERPの提供も行っています。
通院の目安・費用
通院当初は1〜2週間に1回のペースで状態を確認し、安定してきたら4週間に1回程度に移行します。健康保険が適用され、3割負担の場合は初診で2,500円程度、再診で1,500円程度が目安です。
よくある質問
Q. 強迫行為をやめようとすると強い不安が出ます
強迫行為をやめると不安が高まることは、強迫性障害の典型的な特徴とされています。一人でやめようとするのは難しいですが、治療によって強迫行為への衝動を和らげることが期待できます。まずはご相談ください。
Q. 確認癖があるのですが病気ですか?
確認行為そのものが病気かどうかは、その程度や日常生活への影響によります。「確認に時間がかかりすぎて日常生活に支障が出ている」という場合は受診を検討してください。
Q. 薬を飲み続けないといけませんか?
症状の安定後、医師と相談しながら減薬を検討します。自己判断での中止は症状が再燃する可能性がありますので、必ず医師に相談してください。
Q. 家族に確認を求めてしまうのですが
家族への確認行為(家族を強迫行為に巻き込む)も強迫性障害の症状のひとつとされています。ご家族の対応方法についても診察の中でアドバイスします。
Q. 汚れが気になって何度も手を洗ってしまいます
洗浄強迫は強迫性障害の代表的な症状のひとつとされています。手荒れがひどくなっている場合など、日常生活に支障が出ている場合はご相談ください。
Q. 皮膚むしり症や抜毛症との関係はありますか?
皮膚むしり症・抜毛症は強迫性障害と関連が深い疾患とされています。どちらの症状もある場合も、総合的に対応しますのでご相談ください。
Q. 縁起・数字・順番へのこだわりが強いのですが
特定の数字や順番へのこだわりも強迫性障害の症状のひとつとされています。「こんなことで病院に行っていいのか」と思わず、日常生活や仕事に支障が出ている場合はまずはご相談ください。
Q. 加害恐怖があって外出が怖いです
「誰かを傷つけてしまうのではないか」という加害恐怖は強迫性障害でよく見られる症状のひとつとされています。外出を避けるほど影響が出ている場合も、治療の対象となりますのでご相談ください。
医院情報
〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目3番5号 グリーンシャポービル501号
JR三ノ宮駅 東口より徒歩1分
★ 土曜日の午前診療は 9:00〜13:00 で行っております。