双極性障害は、躁うつ病とも呼ばれ、うつ状態と躁（そう）状態を繰り返す病気です。
うつ状態では憂鬱、思考力や行動力の低下、無気力などのうつ病と同様の症状がみられ、躁状態では気分が高揚し、意欲や活動性の亢進、時には気持ちが大きくなりすぎて、多額の買い物やギャンブルなどの乱費や散財など、社会生活や人間関係の中でトラブルになることもあります。
また、躁状態からうつ状態に変わった時には、うつ症状のつらさだけではなく、躁状態の時の判断や行動の後悔や自己嫌悪などにさいなまれることも少なくありません。気分の波は誰にでもあることですが、それが行き過ぎることはやはり問題となると言えます。うつ状態だけを見るとうつ病の症状と酷似していますが、これらはまったく異なる病気であり、その治療方法も異なります。
ご自身で「意欲的」「好調」「元気」と「意欲的すぎる」「絶好調」「元気すぎる」の違いを見極めることはなかなか難しいため、時にはご家族やまわりの方の意見を求めてみることも大切です。気になる際には、早めに専門家にご相談ください。
まずはお気軽にご連絡ください。
【受付時間】
月～水・金…9:30-13:00 / 15:30-19:00
土…9:00-13:00 [休診…木・日・祝日 ]